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CREATORE with PLUS 福岡店

働くための空間づくりをサポートする拠点「CREATORE with PLUS」のショールームの計画。計画地は幹線道路に面するオフィスビルの1階で、約130坪のスペースに構造柱がグリッド状に立ち並ぶシンプルな大空間である。私たちはここへ、来訪者が自身の求める「働くための空間」についてイメージを膨らませ、実際に具現化していくためのショールームをプラス社と協働で考えることになった。
計画では主に、様々な空間イメージを見せるための「シーン展示」の機能と、素材サンプルや図面を見ながら計画内容を考えるための打ち合わせスペースが求められた。一般に、ショールームは商材を見せることに主軸が置かれ、商品カテゴリーごとに密度高く商材をレイアウトしていくことが多い。これに対して私たちは、今回のショールームにおいては、考えるための空間と観賞するための空間とを混在させないことが重要だと考えた。そこでまずはじめに、既存の柱グリッドに沿って白い壁を設け、それによって生まれる単一な箱で空間全体を構成することにした。さらに約20mある既存区画の奥行きを生かし、ファサードと区画中央の空間とを結んでT字状の空間を設定。このT字部分にレセプションやファーストガイダンスのためのカフェカウンター、そしてメインとなる打ち合わせスペースなどパブリックな機能を据え、その両サイドに出来る空間(=箱)にテーマごとにシーン展示を行っていくゾーニングとした。これにより、来訪者がギャラリーをめぐるように各展示ゾーンを認知できる状況をつくると共に、一つ一つのシーンを完結して体験することが可能になった。各展示シーンでは、オフィスと住居との境界が曖昧になっている現代だからこそ求められる空間を展示。シンプルな空間構成だからこそ、その時々に求められる「働くための空間」をダイレクトに体感できるようなショールームを目指した。

クライアント:プラス株式会社
計画種別:内装設計
用途:ショールーム
計画期間:2020年6月~2020年12月
計画面積:425.59平米
計画地:福岡県福岡市博多区上呉服町
設計:ケース・リアル 二俣公一 古村浩一
施工:クレアプランニング
家具計画:アハト 田中敏憲
インテリアスタイリング:スタヂオ・ヨー 溝口瑛
エントランスディスプレイ:なかにわデザインオフィス 中庭日出海
照明計画:遠藤照明
写真:水崎浩志

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