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イソップ 名古屋 栄店

新陳代謝を繰り返しながら変化を続ける街の一角に、私たちの生活の起源が自然にあり、その延長に文化があることのリマインドとなるストアをつくる。 素材に用いるのは、敷地から真北 50km先にある美濃エリアの土。人間は遥か彼方より、形のない土を利用し、時に食事のための器や生活を彩る花器として、時に建築に表情をもたらす左官材やタイルなどの材料として、様々な試行錯誤とともに生活に土を取り入れてきた。 私たちはこのストアにおいても、人々がそのような不定形の自然を借り、形にする試みそのものを空間にしたいと考えた。

ストアが入ることになったのは、二面あるウィンドウが特徴的な空間である。私たちはこれを意識しながら壁ラインを設定し、ひと繋がりの空間でありながらもプライベート性があるエリアとメインのシンクがあるパブリックなエリアとに緩やかに分けた。素材に用いた美濃エリアの土は、壁面では左官材として用いることにした。そして同じエリアでも異なる場所から採れる2色の土でこれを塗り分け、空間に奥行きをもたせることを考えた。さらに棚板や収納など耐久性が求められる場所には木を用いて、壁面と同じ土を粉末化して木を土で染色した。水回りなど一部の仕上げには金物を用いながらも、ベースには土という一つの原料から生まれる多様な表情を引き出し、ミニマルな雰囲気の中に土特有の柔らかさや落ち着きが同居する空間を目指した。

クライアント:イソップ
計画種別:内装設計
用途:物販
計画期間:2021年8月~2022年3月
計画面積:87.17平米
計画地:愛知県名古屋市中区栄
設計:ケース・リアル 二俣公一 大仁田雄輝
施工:ディー・ブレーン
照明計画:BRANCH lighting design 中村達基
写真:イソップ

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