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ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ

九州1号店となる、ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェの内装計画。計画地は、福岡天神という街中にありながらも、警固神社の境内という特殊な場所にある。店舗の片面は交通量の多い通りに面している一方で、その反対側は神社の参道に面しており、街の喧騒とは対照的に、適度な緑に囲まれて穏やかな空気が流れている。このようなコントラストのある場所での空間を考えていくと、私たちは自ずと「街」と「神社」という相対する要素を掛け合わせながら、両者を繋ぐ結節点として今回のカフェがあるのが良いと考えた。

そこでまず、店内のレイアウトを考える上では、通りから参道へと視線が抜けることを重視した。店内の中央にキッチンを配置し、それを囲うようにドリンクカウンターや収納などの機能を集約。これにより、2つの道を視覚的に繋ぎながら空間の中心にブルーボトルらしい象徴的なステージを作っている。また、参道側と道路側には高さ約50cmの落差があるのも今回の区画の特徴であった。そこで、参道に向かって段階的に高さを上げていくことで、道路側はスタンディングエリアなどの活気ある空間に、参道側はソファスペースを設けるなど、徐々に落ち着いた空間となるよう計画した。メインの素材には、都市的なストリートの空気を意識して、一般に建築の外壁などに使われる押型成形セメント板を使用。質感は残しながら淡いベージュに染色することで、境内の雰囲気との調和を図っている。これにウォールナット材を組み合わせることで、店内の雰囲気にグラデーションをつけた。今回の店舗が「街」と「神社」の緩やかな繋がりを生みつつ、双方からの人の拠り所となることを願っている。

クライアント:ブルーボトルコーヒージャパン
計画種別:内装設計
用途:カフェ
計画期間:2023年3月~2024年1月
計画面積:335.55平米
計画地:福岡県福岡市中央区天神
設計:ケース・リアル 二俣公一 古村浩一
施工:九州建設株式会社
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 中村達基
全体家具製作・コーディネート:E&Y
(ラウンジチェア製作/天童木工、スツール製作/吉川和人)
カウンター什器製作:TANK
植栽計画:8 philic
サイン計画:BOOTLEG
音響計画:WHITELIGHT
写真:水崎浩志

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