BAR DREIECK PARK
BAR / FUKUOKA, 2010
バー・ドライエックパーク(バー/福岡、2010年):膨らむカウンター・・・福岡市のビルが立ち並ぶ繁華街に公園がつくり出すぽっかりと出来た空の余白。ビルの最上階からその余白を正面に望むバーの計画である。カウンターは必然的に公園側の窓を向いている。しかしながら、その奥行きは徐々に膨らみ形状が変化し、同じカウンターでありながらそのポジションによって窓やバーテンダーとの距離や向かう方向も変化する。つまり、見える風景やバーテンダーとの関係性や呑み方までもが、その変化によって多種多様に生まれる巨大なバーカウンターである。ペンダント照明はカウンターからの眺望を邪魔しないために目線からそのボリュームが消える様、シェードやボディの厚みを最小限に抑えたフォルムとしている。また同じくこのカウンターの為にデザインしたアームチェアは、長時間の滞在でも体をしっかり受け止めるたっぷりとした背もたれとアームを持ち、メインビューとなる背面からのそれらボリューム感や接合部、未使用時のカウンターへの納まりにも細心の注意を払っている。「ドライエックパーク」というバーの名前はドイツ語で「三角公園」を意味し、これは前に望む公園の形状に因んだ地元での通称でもある。バーカウンターの形状も間接的にこれを示唆するものとなっている。
Restaurant & Bar Design Awards 2011 / Final Shortlist(ロンドン)