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BUAISOU STORE

徳島県を拠点に、藍の栽培から蒅(すくも)づくり、染色、デザイン、縫製までを一貫して行うBUAISOU。その新たな発信拠点となるフラッグシップストアとギャラリーの計画である。改修を行なったのは、目の前に藍畑を望む昭和20年代の日本家屋2棟。これまで、この地域の風景の一部となっていた建物の空気を、どのように受け継ぎながら新たな表現や活動の場として設えていくかが課題となった。

BUAISOUが手がけるプロダクトのためのストア空間は、適度な質感がありながらもできるだけニュートラルなほうが、藍染の色味が引き立つと考えた。そこで、建物外周部や天井は既存の壁や梁組を利用しながらも、その内部には白漆喰で仕上げた箱を挿入し、プロダクトの背景となる空間を整えた。一方で、ハンガーや什器などの造作物にはBUAISOUとの協働により藍染の仕上げを施し、ストアとしての個性を強めている。さらに各所でステンレスを組み合わせることで、新旧の対比を素材レベルでも意識した。

エントランスの土間と店内の床高さは既存の高さ関係を維持し、藍染の暖簾をくぐり座敷へ上がるような日本家屋の感覚を踏襲している。内部の壁面の一部は大きな腰高の開口を設けて、自然光や目の前の藍畑の風景を店内に取り込んでいる。伝統を受け継ぎながらも新しさを取り入れていく、BUAISOUの考え方と共鳴する空間を目指した。

クライアント:BUAISOU
計画種別:内装設計
用途:物販
計画期間:2025年1月~2026年5月
計画地:徳島県板野郡
設計:ケース・リアル 二俣公一 下平康一 相馬護
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 中村達基
施工:誉建設
藍染:BUAISOU
写真:水崎浩志

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