works

  • buaisou_gallery_01
  • buaisou_gallery_02
  • buaisou_gallery_03
  • buaisou_gallery_04
  • buaisou_gallery_05
  • buaisou_gallery_06
  • buaisou_gallery_07
  • buaisou_gallery_08
  • buaisou_gallery_09
  • buaisou_gallery_10
  • buaisou_gallery_11
  • buaisou_gallery_12
  • buaisou_gallery_13
  • buaisou_gallery_14
  • default

BUAISOU GALLERY

徳島県を拠点に、藍の栽培から蒅(すくも)づくり、染色、デザイン、縫製までを一貫して行うBUAISOU。その新たな発信拠点となるフラッグシップストアとギャラリーの計画である。改修を行なったのは、目の前に藍畑を望む昭和20年代の日本家屋2棟。これまで、この地域の風景の一部となっていた建物の空気を、どのように受け継ぎながら新たな表現や活動の場として設えていくかが課題となった。

ストアに続くギャラリーの計画では、単に作品を展示するためだけの場所にとどまらず、BUAISOUのさまざまな企画や活動を発信する場としての空間が求められた。計画の特徴となったのは、間仕切りのないひと続きの空間に点在する既存の柱である。木造建築の改修では、構造的に動かせない梁や柱が必ず存在する。今回の計画では、それらを制約ではなく空間の特徴として活用することで、この場所だからこそ生まれる空間のあり方を考えた。

全体は、真っ白な壁面と天井によってギャラリーとしての地を整えている。一方で、既存の柱は補修や再塗装を行うだけにとどめて、この建物の記憶を継承する存在としてそのまま残した。これにより空間は緩やかに分かれ、柱は展示機能を補助する要素にもなっている。また、前面道路側の展示スペースは床高さを下げ、吹き抜けを設けて二層分のスケールを感じられる場所を作った。そしてこの吹き抜けに対峙するように大きな2つの開口を設け、内外共に建物の象徴的な場所としている。さらに、吹き抜けを見下ろす2階部分はプライベートスペースとし、既存の梁組の複雑さと一体的な空間を考えた。シューズクロークと一体的になった階段造作をはじめ、2階のフローリングや建具、家具、クロス、ブラインドに至るまで各所の木部を藍染で仕上げ、BUAISOUの世界観を感じられる密度の高い場所となった。
そして老朽化により張り替えが必要だった外壁は、藍という天然素材を扱うBUAISOUと親和性の高い焼杉材で設え直した。開口部のフレームやエントランスドアにはステンレスを使用し、新旧が混ざり合う導入の空気をつくっている。

クライアント:BUAISOU
計画種別:内装設計
用途:展示
計画期間:2025年1月~2026年5月
計画地:徳島県板野郡
設計:ケース・リアル 二俣公一 下平康一 相馬護
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 中村達基
施工:誉建設
藍染:BUAISOU
写真:水崎浩志

  • plan_store [更新済み]